上映作品の紹介 / 監督プロフィール

映画「標的の村」   (2013年/91分/琉球朝日放送制作)
米軍基地の74%が密集する沖縄では、頭上を米軍ヘリがわがもの顔で飛び回る。10万人が結集した沖縄県民大会の直後、日本政府は電話1本で県に「オスプレイ」の配備を通達。沖縄の怒りが爆発した。2012年9月29日の強硬配備前夜、台風の中、普天間基地ゲート前に身を投げ出し、車を並べ、22時間にわたって完全封鎖した住民たち。この前代未聞の攻防の一部始終を琉球朝日放送のクルーたちが記録した。5年前、オスプレイ着陸帯建設に反対して座り込む東村・高江の住民を、国は反対運動を委縮させる目的で、「通行妨害」で訴えた。自分たちは「標的」か、と憤る住民たち。かつてのベトナム戦の米軍訓練でゲリラの役をさせられた記憶も蘇える。復帰後40年経ってもなお切り広げられる沖縄の傷。奪われた土地と海と空と引き換えに、私たち日本人は何を欲しているのだろうか。
〈監督:三上智恵 プロデューサー:謝花尚 編集:寺田俊樹・新垣康之 撮影:寺田俊樹・QAB報道部 音声:木田洋 タイトル:新垣政樹 MA:茶畑三男 制作・著作:琉球朝日放送 配給:東風〉
「海にすわる 〜辺野古600日間の闘い〜」   (2007年/47分/琉球朝日放送制作)
この作品は『標的の村』の原点といわれる、伝説のドキュメンタリー(琉球朝日放送制作)だ。普天間基地の移設先に名護市辺野古の名前があがった1996年の反対運動から17年経った今も、辺野古の海の埋め立てに日々抵抗し続けている人々がいる。辺野古移設が唯一の解決手段と日米が繰り返し合意するなかで、今最大の危機を迎えている。このことを知る日本人はどれほどいるだろう。オスプレイ配備と辺野古はどう繋がる? 日米両政府はなぜ辺野古にこだわる? 「高江のSLAPP裁判は辺野古の前哨戦」とはどういうこと? そして今年、辺野古で何が起きるのか? これらの疑問への答えが、この47分の中にある。
〈ディレクター:三上智恵 プロデューサー:具志堅勝也 撮影:笠間博之 音楽:上地正昭 構成:松石泉 制作:琉球朝日放送★ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞 ★地方の時代賞審査員選奨 ★日本民間放送連盟賞九州沖縄地区テレビ報道番組部門優秀賞〉

三上 智恵 監督・プロフィール

三上 智恵(みかみ・ちえ)

1964年東京生まれ。
1987年、毎日放送に入社。1995年、琉球朝日放送(QAB)開局と共に沖縄へ。夕方のニュース番組「ステーションQ」のメインキャスターを務めるなか、「海にすわる〜沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」ほか多数の番組を制作。2010年には、女性放送者懇談会放送ウーマン賞を受賞。初監督の映画『標的の村』は、ロングランを続けている。

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